本屋 Title

「本なんてものはスパゲティーをゆでる間の時間つぶしにでも片手で読むもんさ」
(出典:風の歌を聴け/村上春樹)

いやぁぁぁぁぁぁ、暑いですねぇ。まだ夏は始まったばかりというのに。。。こんな休日はどこにも行かずに涼しい室内で読書ですよ、読書。

今回、ご紹介するお店は弊所より徒歩1分、ダッシュで15秒の荻窪の本屋さん「本屋 Title」。一本筋の通った店主が営む荻窪を代表するステキな本屋さんです。中央線荻窪駅から徒歩10分ほど、青梅街道・八丁交差点そばの古民家を改装した2階建ての本屋さんです。1階に本屋とカフェ、2階はイベントスペースとなっています。
本のスペースは5~6坪ほどでしょうか、壁面いっぱいと、島棚がちょっと、と限られたスペースに独自色あふれる品揃え。
主要な文庫以外は独自の陳列となっていて、見ているだけで楽しく、想像力を掻き立てられる書店さんです。老後(そんなものがあるとすれば)は毎日通って「ここの棚全部、左から順番に読んでいく」なんて妄想がと止まりません。

杉並区荻窪の本屋Titleのファサードの写真です
すてきなファサード
杉並区荻窪の本屋Titleの看板の写真です
かわいい看板

新刊を出た順に、話題になったらPOP書いて。出版社さんが来たら平積みで大きく展開。なんて大型店とは一線を画す書店員(オーナーさん)の独自色あふれる品揃え。一昔前で言えば「池袋リブロ」、最近は雑貨屋さん寄りになってしまいましたが「ヴィレッジバンガード」といった感じでしょうか。
僕も小売店勤務時代に名古屋でヴィレバンが有名になりだした頃(20年以上前でしょうか。。)、名古屋のヴィレバンを見に行って圧倒された思い出があります。当時ヴィレバンに行けば、僕の生きている世界では全く知り得なかった面白い本がたくさんありました。

Amazonがでてきたあたりから「街の本屋終了説」が囁かれていましたが、Titleさんのように選書とレコメンしてる本屋はやっぱりすごいですよ、お客さんもきっちり入っていますし。専門店の専門店員さんがちゃんと選りすぐってくれないと、何を読んだら面白いかわからないですからね。自分で選ぶといつも同じような本ばかり読むことにもなりますし。ちゃんと見せてくれて、道程を示してくれる。ただおススメするだけでなく、最後は自分で考えて買うようにと、、、すごくないっすか。ホントに。

村上春樹「女のいない男たち」の本の写真です
女のいない男たち/村上春樹
荻窪の事務所の本棚の写真です
出版社別に並べてしまう弊所の本棚…

そろそろ年齢がバレるので、週末に読んだ本はこちら、「女のいない男たち/村上春樹」。はい、ちょっと前に映画で話題になってたやつですね。以前にTitleさんで購入して積読の底の方にいらっしゃいました。
村上春樹は昔から好きな作家さんの一人でして、今まで長編は全部読んでいるのですが、短編集はあまり読んでいませんでした。高校生から大学生あたりがピークで、大学生の時に「ねじまき鳥クロニクル」が発売され、購入し読了するまで大学には行かず、最終巻がなかなか発売されずに悶々とした大学生活を「ギィィィィギィィィィ」言いながら過ごしたことは良い思い出です。

こんなオッサンの書評は割愛させていただきますが(「イエスタデイ」が面白かった。)、こんな暑い日はエアコンの効いた部屋でアイスコーヒー片手に本。最高ですよね。 …えっ?読みたい本が無いって?そんな時は荻窪の本屋さん「本屋 Title」に行って棚を左から右に見ていけば、抱えきれないほど何冊も見つかりますよ。

荻窪 Titleさんの詳細はコチラ☟
(コロナの影響等もありますので詳細は公式をご覧ください)

本屋 Title

東京都杉並区桃井1-5-2

TEL:03-6884-2894

公式HP:https://www.title-books.com/

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